いつきても横浜はいいですね。
横浜ベイスターズは揺れてますけど。
売却交渉頓挫。TBSは来期も赤字球団を抱えることに・・・
よかったじゃないですか、横浜イナックスにならずに済んで。
ただでさえ最下位が定位置で、球界の便器と揶揄されているとか、されていないとかで有名な残念な横浜ベイスターズですが。
佐々木がいたころはよかった。
佐々木って知ってますか??大魔神佐々木ですよ。
榎本加奈子と不倫関係の末に再婚して、いま仙台で牛タン屋をプロデュースしてます。
佐々木っていうのは九十年代のプロ野球界を代表するストッパーのひとりですね。
いまでいうと、阪神の藤川みたいなものです。
弱い投手陣をマシンガン打線と呼ばれた打率三割を誇る強力打線と、守護神佐々木で支えたわけです。
なんだ、いまの阪神と一緒じゃん。
九十年代は野村監督率いるヤクルトが強かった年代なんです。
広島や中日もがんばってましたね。
巨人を倒そうと、他球団がひしめき合っていた時代ですよ。
唯一がんばってなかったのは、阪神タイガースくらいでしたね。
六月になると尻切れトンボのように急降下して、当時の阪神の選手達はそのころになるとオフのゴルフコンペのことで頭がいっぱいだったそうです。
かつての低位置を横浜に譲ったカンジですね。
横浜が弱くなったのは、大黒柱だった大魔神佐々木がメジャーリーグに移籍したからです。
イチローのいるシアトルマリナーズに入団したんですね。
佐々木はメジャーでも大魔神として活躍しました。
意外とイケたんですね。さすが大魔神です。
ちなみに、今はなき横浜関内の伊勢佐木町のマツザカヤの屋上には「大魔神神社」なんていうものもございました。
ご利益あるかは怪しいですけど。
横浜のご神体にもなり、メジャーリーグでも活躍した大魔神ですが。
大魔神がいなくなって、横浜はいいとこなしですよ。
大洋からTBSに身売りされ、ついには便器をつくってる企業に売却されるまで落ちぶれたわけです。
ベンチャー企業ではなく、ベンキー企業ですからね。イナックスをみたら、おしっこぶっかけてやりましょう。
まぁ、便器ですから、悪意はなくてもおしっこをかけざるをえないんだけれども。
村田とか内川とか、球界を代表する強打者はいるんですけどね。
それでも勝てない、横浜便器スターズ。
便器なんてさすがいやですよね。まるで処理道具みたいじゃないですか。
敗戦処理ばかりさせられる、横浜投手陣。
まるでウリセン・・・
やめましょうね。アブナイアブナイ。
ひとこといいですか??
たしかに球団経営はビジネスの側面もございます。利益を上げないことには当然ながら経営もままならないわけです。職員の給料をさることながら、選手に年俸も支払わなくてはならないわけですからね。
しかし、スポーツってビジネスという側面だけではないですよね。
ファンをキモチよくさせるという重要な役割もあるわけです。
生活の一部となっているような野球キチガイから、仕事帰りにちょっとガス抜きにテレビや球場で試合を観に来るサラリ−マンのおじさんから、野球少年に至るまで、いろんなひとに支えられ、注目されているわけです。
非常に公共性の高いものなんですね。
それを、単なる金儲けのための道具のように扱ってしまっていいものなのでしょうか。
もともと野球とは相撲と並んで、庶民のための有力な娯楽コンテンツのひとつでした。
かつて、巨人、大鵬、玉子焼きと呼ばれたものですよ。
もっといえば、これは野球界だけの問題ではなくて、日本人のライフスタイルだとか、生活に対する価値観そのものの問題なのではないでしょうか。
そりゃ、大昔も球団の身売りだとか、売却なんてものはあったのでしょう。
詳しくは知らないけど、たとえばヤクルトスワローズだって、国鉄スワローズだった時代があるんでしょう??
西鉄とか、南海とか、阪急だとか、近鉄だとか、なぜか鉄道インフラが球界を牛耳っていたわけです。
いま残っているのは西武と阪神くらいですよね。
でも、もっと泥臭いというか、買い取る企業も野球に対してなにか特別な思いというか、キモチを込めていたのではないでしょうか。
単なる宣伝のためというよりも、庶民とのコネクターのような役割を担っていたような気がするんですね。
いまはもっとビジネスライクというか、ドライじゃないですか。
ソフトバンクだとか、楽天といった情報系企業が参入してきたというのもあると思いますが。
とにかく軽いわけです。
有力な日本人選手が次々とメジャーに流出してしまう現状で、プロ野球が色あせているという現状もあるのかも知れませんが。
いまや巨人阪神戦でも地上波で流しませんからね。
長嶋さんが現役だったころにはありえないことですよ。
野球選手もビジネスライクになって、メジャーにほいほいとヘッドハントされているのが原因ですけど。
なぜそのようなことになったのか。
バブル期以降、野球選手の年棒が跳ね上がったからですよ。
いままで一億円プレイヤーといったら、一握りの超大物の証でした。
その代表が、いま中日で監督をやってるオレ流落合ですけど。
いま、野球選手の年俸が一億とか三億なんてアタリマエの時代ですからね。
ひるがえって、メジャーに目を向けてみれば、十億、三十億の世界でしょ??
さらに一桁違うわけです。
メジャーに合わしていたら、日本のプロ野球なんていくらがんばっても太刀打ち出来ませんよ。
いままでは、日本の野球とアメリカのベースボールは別世界のものとして区別されていたんです。
王、長嶋とベーブルースを同列に語るなんてことはありえなかったわけですね。
サッカーの存在も大きいですね。
ワールドカップが開催されれば、日本でも大騒ぎになるわけです。
野球よりもサッカーのほうを注目したりするんです。
企業も野球のスポンサーになるよりも、サッカーのスポンサーになったほうがお金になりますからね。
長年オールスターゲームの協賛スポンサーだったサンヨーはついにパナソニックに吸収されちゃいましたけど。
もはや国内だけで金回りするようなローカルなものには興味を示さなくなってるという現状があるのではないでしょうか。
企業も個人も。
音楽だってCD売れてないでしょ??
ミリオンヒットなんてここ数年出てないわけです。
ジャニーズだとかビジュアル系とかアニソンのような、ごく一部のマニアが支持するようなものくらいしか金が動かないわけです。
ローカルなものがカルトなものになりつつあるわけですね。
カルトとはオタクです。
つまり、オタクくらいしかローカルなものに手を出さなくなっているのではないでしょうか。
かといって、洋楽が売れているというわけでもないんだけれども。
国民的アイドルとかスーパースターは輩出されにくい時代ではありますね。
多様化といえば聞こえがいいけど、ようは大衆ひとりひとりがあさっての方向を向いてる証拠ですよ。
パブリックなものが減少し、パーソナルなものばかりもてはやされているわけです。
カスタマイズされるものが好きなんですね。自分のやりたいように、自分のしたいようにしたいわけです。
ケータイとパソコンの存在が大きいですね。
もはや、お茶の間で一家団欒の中、巨人戦をお父さんと一緒に観る家族というものがアナクロになりつつあるわけです。
息が長いものよりも、一発屋ばかりが氾濫しているわけです。
たとえば、紅白歌合戦とかみても、昭和の演歌歌手って息が長いですよね。
北島三郎なんて、30年以上も前から紅白に出続けてるわけでしょう??
昨今のぱっと出アイドルやバンドとはキャリアが違うわけです。
古いものよりも新しいものを求める傾向にあるわけですね。
野球選手も生え抜きだとか、生涯チームの看板を背負って立つような選手ってなかなかいないでしょ??
巨人にせよ、阪神にせよ、ほとんどは外様で構成されてるわけです。
ひるがえって、一般企業は、年功序列、終身雇用制度が廃止されつつあるわけです。
企業は社員を一生涯家族のように育てたり、面倒を見る気なんて殊更ないわけですよね。
契約社員のように、使い捨てのできる労働力ばかり求めるわけですよ。
その一方で、旧態依然たる閉鎖的な風潮も残存してるわけですね。
たとえば、巨人ならナベツネのようなワンマンなジジイが暗躍してるわけじゃないですか。
政治の世界だったら、オザワのような政治家がいまだに実力者として君臨しているわけです。
表向きは変わっているように見えても、裏側は案外戦前からなにも変わってなかったりするものなんですよ。
政治家しかり、官僚しかり、財界しかり。
そこらへんがアンバランスなわけです。
それだから外交などでボロがでるわけです。
表向きは改革してるようにみえても、実情はなにも変わってないわけですからね。
だから、北方領土だとか、基地問題なんて問題は解決の一途がほとんど見られないじゃないですか。
表向きの改革というのは、コイズミの郵政改革をみてわかるように、変わったように見せかけて、内実、既得権益を守るための操作にすぎないわけですね。
そもそも派遣だとか、バイトなるものが出てきたのだって、経済のグローバル化に際して、国際競争力をつけるために合理化を行い、そのために着手したのが人件費のコストダウンなわけでしょう??
派遣やバイトを使ったほうが、社員を抱え込むよりも都合がいいからです。
その結果、フリーターだとかニートが増え、前途有望なはずの若者の将来に暗い影を落とすことになったんじゃないですか??
しかも、野球だとかサッカーもグローバル化の波に揉まれて、どこかシラケムードが漂ってるわけですよ。
ドラフト会議で早大から3人も一位指名されたわけです。
それなのに、早大は記者会見すら開かなかった。
なぜだかわかりますか??
プロで活躍しても、所詮は数年後にボスティングかFAでメジャーにいくだろうから、その程度のことでお祭り騒ぎなんて今さらしても仕方ない。
ワセダって熱いようでいて、結構冷めてるところがあるんですね。
ケーオーとは真逆なんですよ。
斉藤佑樹が日ハムって、ぶっちゃけ微妙じゃないですか。
数年前だったら、清原じゃないけど、なにがなんでも巨人だとか、そういうのがあったと思います。
福留みたいに、近鉄からの指名を断って社会人野球に行ったりとかね。
いまだったら、日ハムで数年間ウオーミングアップして、メジャーにいくための腰掛でいい、という割り切りで入団したりとかもできますからね。
日本という国が空洞化しつつあるわけです。
プロスポーツの世界において日本はステップアップのための踏み台となり、ビジネスの世界でも外資系企業に侵略され、出世のために語学学校に通ってネイティブっぽい発音を修得しようと躍起になり、OLは海外ブランドのもので身を固め、普段着のみユニクロやしまむらといったファストファッションで手軽に済ませようとする。
子どもはおにぎりよりもマックでハッピーセットを食べ、休みの日はディズニーランドでアメリカネズミと戯れる。
カラオケにいっても昔の曲ばかりで、最近の曲はアニソンばっかり。
日本のものは二次元なものばなりで、クールなものはみんな欧米のものだらけ。
日用品はメイドインチャイナで溢れ、食卓には冷凍ギョーザーが並んでる。
こんな毎日では、日本人でいることに誇りなんてますます持てなくなるんじゃないですか??
考えてみれば、日本人としてのアイデンティティーなんてものはもともと虚構なわけです。
日本人は土着と血縁を重視する傾向がありました。
日本という国家よりも、郷土に対する愛着が支えだったわけですね。
演歌には郷愁をテーマにした曲がよく歌われます。それが演歌は日本の心といわれる所以ではないでしょうか。
情報化社会により、地元よりも東京、東京よりもパリ、ロンドン、ニューヨークとアクセスすることが容易になってるわけです。
逆に、東京で地方のものがご当地モノとして消費されている現状にあるわけですよね。
ゆるキャラといって、地方をモチーフにしたキャラクターが人気を博したりします。
それは、郷土愛の賜物というよりも、郷土をネタに消費しているだけではないでしょうか。
よさこいだとかソーラン節なども、もともと郷土のものでしたが、いまや東京でも観光PRとして用いられているわけです。
血縁もそうですね。最近は家族の絆というものが軽視されてる傾向にあるわけです。
その背景には核家族化と、共稼ぎによる親の不在、未熟な親が増え、子どもの養育をまともにできなくなっているなどといった問題がございます。
家族がバラバラになり、郷土というものも単なる腰掛として軽視され、外にばかり目が行くようになるとどうなるのでしょうか。
アイデンティティの喪失につながるわけです。
アイデンティティを喪失させた個人が社会に関心など持てるわけもなく、ただ周りに流されるがまま彷徨うことになるわけですね。
もちろん、そのような中で他人に思いやりをもてるようになるわけがございません。
それを国家に当てはめてみれば、日本という国のビジョンを描けないで、外交などできないということにも通底するわけですね。
ミーイズムだったり、独善的なナショナリズムが横行することになります。
パリーグが近年成功しているのは、地域密着型に移行しているからですね。
福岡のソフトバンク
千葉のロッテ
札幌の日ハム
仙台の楽天
ホークスやロッテは少し前までは弱小球団でした。今でいうなら、横浜のような状態だったんですね。
ホークス、ロッテが強くなったのは、地域密着型の球団経営にシフトしたからです。そのモデルとなったのはJリーグなんですね。
ロッテの応援スタイルはJリーグのパクリです。
Jリーグ発足当時強かったのはヴェルディー川崎で、弱かったのは浦和レッズだったんですよ。
ヴェルディーはもともと読売の持ち物で、サッカーの巨人のようにするすもりだったわけです。
その当時のスター選手として、カズ、北沢、武田、ラモスなどがいます。
カズってまだ現役ですよね。ある意味、工藤投手みたいなものですよ。
ヴェルディーはいまやチーム消滅の危機に窮してますが、それというもの、巨人のようなテレビ収入を当て込んだ経営をしようとしたからです。
川崎にはフロンターレがいるし、東京にはFC東京がいるわけです。
ヴェルディーはJリーグからは完璧浮いた存在んなっちゃいましたね。
一方、地域密着型で強化していった浦和レッズは一時期J2に降格するも、持ち直して強豪チームとなりました。
セリーグがまさにヴェルディーのような読売巨人スタイルの経営にあぐらをかいてるわけです。
地域密着型にシフトしたパリーグとは対照的ですよね。
西武も埼玉西武と名乗るようになり、遅ればせながら地域を意識しようとしています。
本拠地が所沢なので、埼玉といってもチョット微妙ですけどね。
オリックスは新潟に本拠地を移したほうがいいんじゃないですか??阪神の影に埋もれてるのは否めないですし。
セリーグの地域密着はいびつなんですよ。
巨人に依存した体質であり、中央集権的なんですね。
パリーグの地方分権的なスタイルとはチョット違うわけです。
広島カープにしても、中日ドラゴンズにしても、阪神タイガーズにしても、たしかに熱狂的なファンに支えられてますよ。
地理的には微妙な東京ヤクルト、横浜ベイスターズにしてもぼちぼちがんばってます。
なのに、パリーグと格差が広がっているのは、未だに巨人戦頼りのスタイルから抜け出せてないから、なんですね。
で、巨人神話が崩壊すると、セリーグ全体が総崩れした、というわけです。
横浜が経営難になったのは、巨人戦が視聴率取れなくなったからなんですね。それで、ただでさえ本業のスポンサー収入が激減して経営が厳しいTBSが持て余してるというわけです。
いっそのこと、広島カープのように横浜も市民球団として立て直したほうがいいんじゃないかと思いますけどねぇ。
佐々木も牛タンなんかプロデュースしているヒマがあったら、二軍監督にでもなればいいんじゃないですか??
佐伯をクビにしたのもいたいですよね。
石井とはいまだにカープでほそぼそと選手をやってるわけでしょう??
マシンガン打線の面々を集めてみるものいいんじゃないでしょうか。